移動と変形

画像の選択部分に対して、移動と変形を行えます。

1   レイヤーを選択する

[レイヤー]パレットで移動や変形を行いたいレイヤーを選択します。

 

060_menu_henshu_yy0051.jpg

 

2   選択範囲を作成する

選択ツールを使用して、選択範囲を作成します。

 

060_menu_henshu_yy0052.jpg

 

3   コマンドを選択する

[編集]メニュー→[移動と変形]を選択して表示されるメニューから、変形させたいコマンドを選択します。

4    移動や変形の設定を行う

画像に赤いガイド線が表示され、[移動と変形プロパティ]ダイアログが表示されます。

 

060_menu_henshu_yy0053.jpg

 

   ガイド線やハンドルをドラッグすると、選択したコマンドに応じて、拡大・縮小・回転などの変形を行えます。

   ガイド線の内側をドラッグすると、画像を移動できます。

 

060_menu_henshu_yy0054.jpg

 

   [移動と変形プロパティ]ダイアログの各項目に数値を入力すると、移動や変形を行えます。

   [ガイド線の表示・非表示]アイコンをクリックすると、ガイド線の表示・非表示を切り替えられます。ガイド線のない状態で、変更後の画像を確認できます。

   [移動と変形プロパティ]ダイアログの[OK]ボタンをクリックするか、キャンバス上でダブルクリックします。

5   変形が完了する

画像の[移動と変形]が完了しました。

 

060_menu_henshu_yy0055.jpg

 

[移動と変形プロパティ]ダイアログ

移動と変形を実行する場合は[移動と変形プロパティ]ダイアログで設定します。

 

060_menu_henshu_yy0056.jpg

 

   取り消し・やり直し

[移動と変形プロパティ]ダイアログの設定、ガイド線やハンドルのドラッグ操作に対して、取り消しとやり直しができます。

   上下反転・左右反転

画像の上下反転・左右反転ができます。

   ガイド線の表示・非表示

ガイド線の表示・非表示が切り替えられます。

ガイド線やハンドルをドラッグして調整を行う場合は、「表示」に設定してください。

   中心点

拡大・縮小や回転の中心点を変更します。ボタンを押すと、指定した箇所に中心点が移動します。中心点は、赤い十字で表示され、[ガイド線の表示・非表示]で表示が切り替わります。

中心点はキャンバス上でドラッグしても変更できます。

   処理の種類

[拡大・縮小]・[回転]・[自由変形]・[ゆがみ]・[遠近法]の中から処理を選択します。

画像の周囲のハンドルをドラッグする操作は、ここで選択した処理に応じて動作します。

   拡大率

画像の拡大率を、[幅]と[高さ]でパーセント指定します。

相対値

画面に表示されている状態からの拡大率を入力します。入力後、画面が変更されると100%に戻ります。

絶対値

移動と変形の実行前の状態からの拡大率を入力します。[自由変形]・[ゆがみ]などを使用して画像が変更された場合は指定できなくなります。

元画像の比率を維持

画像の縦横比率を維持したまま、拡大・縮小を行います。

   リセットボタン

[移動と変形プロパティ]ダイアログの設定、ガイド線やハンドルのドラッグ操作をリセットし、設定前の状態に戻します。

   位置

画像の位置を、[左]と[上]でmm指定します。


 

[環境設定]ダイアログの[オプション]の設定によっては、長さの単位がmmではなくpxで表示されることがあります。長さの単位については、『環境設定』→『環境設定ダイアログ』→オプションを参照してください。

 

相対値

画面に表示されている位置から移動する距離を入力します。入力後、画面に変更が反映されると0.00mmに戻ります。

絶対値

移動と変形の実行前の位置から移動する距離を入力します。

   角度

画像を回転する角度を指定します。

相対値

画面に表示されている位置から回転する角度を入力します。入力後、画面に変更が反映されると0.0°に戻ります。

絶対値

[移動と変形]の実行前の位置から回転する角度を入力します。

[自由変形]・[ゆがみ]などを使用して画像が変更された場合は指定できなくなります。

   アンチエイリアス

回転や変形を行う時に、アンチエイリアスをかけます。8bit以上の[ラスターレイヤー]・[選択範囲レイヤー]のみ有効です。

   元画像を残す

元の画像を残したまま、移動および変形を行います。

拡大・縮小

選択範囲の拡大・縮小は、[編集]メニュー→[移動と変形]→[拡大・縮小]を選択すると設定できます。設定方法は下記の通りになります。

  画像の周囲のガイド線やハンドルをドラッグします。
縦横比を変更せずに拡大・縮小する場合、[Shift]キーを押しながらドラッグします。

 [移動と変形プロパティ]ダイアログで数値を入力します。

 

060_menu_henshu_yy0057.jpg

 


 

[拡大・縮小]を調整するときに、[Ctrl]キーを押しながらドラッグすると自由変形に切り替わります。

 

回転

選択範囲の回転は、[編集]メニュー→[移動と変形]→[回転]を選択すると設定できます。設定方法は下記の通りになります。

  画像の周囲のガイド線やハンドルをドラッグします。
[Shift]キーを押しながらドラッグすると、45°刻みで回転できます。

  [移動と変形プロパティ]ダイアログで数値を入力します。

 

060_menu_henshu_yy0058.jpg

 


 

マウスカーソルがガイド線の外にある場合でも、画像を回転できます。

 

自由変形

[編集]メニュー→[移動と変形]→[自由変形]を選択し、画像の周囲のガイド線やハンドルをドラッグします。自動変形を設定する場合、ハンドルを自由に移動できます。

 

060_menu_henshu_yy0059.jpg

 

ゆがみ

[編集]メニュー→[移動と変形]→[ゆがみ]を選択し、画像の周囲のガイド線やハンドルをドラッグします。ゆがみを設定する場合、ハンドルは、辺に対して水平にしか移動できません。

 

060_menu_henshu_yy0060.jpg

 

遠近法

[編集]メニュー→[移動と変形]→[遠近法]を選択し、画像の周囲のガイド線やハンドルをドラッグします。

遠近法を設定する場合、辺の中央のハンドルは辺に対して水平に移動できます。角のハンドルは縦に移動すると辺の上下両方に、横に移動すると辺の左右両方に対して拡大・縮小します。

 

060_menu_henshu_yy0061.jpg

 

左右反転

選択範囲を左右反転できます。[編集]メニュー→[移動と変形]→[左右反転]を選択します。


 

[左右反転]実行時は、[移動と変形プロパティ]ダイアログは[自由変形]が選択された状態で表示されます。

 

060_menu_henshu_yy0062.jpg

 

 

上下反転

選択範囲を上下反転できます。[編集]メニュー→[移動と変形]→[上下反転]を選択します。


 

[上下反転]実行時は、[移動と変形プロパティ]ダイアログは[自由変形]が選択された状態で表示されます。

 

060_menu_henshu_yy0063.jpg

 

メッシュ変形

選択範囲に対して格子で分割したガイド線やハンドルを作成し、それらをドラッグして部分ごとに変形ができます。

1   コマンドを選択する

[編集]メニュー→[移動と変形]→[メッシュ変形]の順に選択します。

2   格子の数を設定する

[移動と変形プロパティ]ダイアログで格子点数を設定します。画像の選択範囲部分に、設定した数だけ格子の点(ハンドル)があるガイド線が表示されます。


 

格子点は最大で10個まで設定できます。

 

060_menu_henshu_yy0064.jpg

 

3   変形を行う

画像の選択範囲部分に、設定した数だけ格子が表示されます。ガイド線やハンドルをドラッグして変形します。

060_menu_henshu_yy0065.jpg

 

4   変形が完了する

[移動と変形プロパティ]ダイアログの[OK]ボタンをクリックするか、キャンバス上でダブルクリックすると、変形が確定します。

060_menu_henshu_yy0066.jpg