解説:効果:シュリンク

[効果]グループ→[シュリンク]では、選択ツールでドラッグした範囲内にすべて納まっている描線の、外周に密着した選択範囲を作成する場合の効果を指定できます。

ここでは、下記の条件で選択範囲を作成した場合を例にして、その効果について説明します。

210_tool_select_ym0006.jpg 

 

 

シュリンク選択

選択ツールでドラッグした範囲内にすべて納まっている描線の、外周に密着した選択範囲を作成します。

210_tool_select_ym0007.jpg 

 

A   選択範囲からはみ出した部分があるため、選択されません。

B   選択範囲にすべて納まっているので、選択されます。

C   選択範囲からはみ出した部分があるため、選択されません。

 

シュリンクして透明部を選択(内部選択)

選択ツールでドラッグした範囲内にすべて納まっている、描線で閉じられた透明領域に選択範囲を作成します。

210_tool_select_ym0008.jpg 

 

A   選択範囲からはみ出した部分があるため、選択されません。

B   描線で閉じられた透明領域が、選択範囲にすべて納まっているので、選択されます。

C   描線で閉じられた透明領域が、選択範囲にすべて納まっているので、選択されます。

 

シュリンクして透明以外を選択(形状選択)

選択ツールでドラッグした範囲内にすべて納まっている、描線(ベタ)部分に選択範囲を作成します。

210_tool_select_ym0009.jpg 

 

A   選択範囲からはみ出した部分があるため、選択されません。

B   選択範囲にすべて納まっているので、描線(ベタ)部分が選択されます。

C   選択範囲からはみ出した部分があるため、選択されません。

 

外側透明以外を選択(境界選択)

選択ツールでドラッグした範囲内の、描線および描線で閉じられた透明領域に選択範囲を作成します。

210_tool_select_ym0010.jpg 

 

A   選択範囲に納まっている部分のみが選択されます。選択範囲からはみ出した部分は選択されません。

B   選択範囲にすべて納まっているので、選択されます。

C   選択範囲に納まっている部分のみが選択されます。選択範囲からはみ出した部分は選択されません。