ベクターレイヤー

ベクター(ベクトル)形式の画像レイヤーを、新規に作成します。

1   コマンドを選択する

[レイヤー]メニュー→[新規レイヤー]→[ベクターレイヤー]を選択すると、[新規レイヤー]ダイアログが表示されます。

090_menu_layer_ni0007.jpg

 

   レイヤーの設定を行います。

   [OK]をクリックします。

2   レイヤーの作成が完了する

[レイヤー]パレット上に新しいレイヤーが追加されます。

090_menu_layer_ni0008.jpg

 

[ベクターレイヤー]の設定ダイアログ

 

090_menu_layer_ni0009.jpg

 

   レイヤー名

レイヤーの名称を変更できます。

   表現色

表現色を[黒白(2bit)]・[カラー(32bit)]から選択します。

   解像度

設定できません。

   パレットカラー

[レイヤー]パレットでの、レイヤーの表示色を設定できます。

   表示色

[黒白(2bit)]の場合、レイヤーの表示モードを[グレースケール]・[カラー]から選択します。

   代替色

[黒白(2bit)]の場合、画面表示の代替色を設定できます。


黒色の代替色

[表示色]が[黒白(2bit)]の場合、[黒]の代替の表示色を設定できます。

白色の代替色

[表示色]が[黒白(2bit)]の場合、[白]の代替の表示色を設定できます。

 

   合成モード

他のレイヤーとの合成方法を設定できます。


 

[合成手法]は、[表現色]が[カラー(32bit)]のときだけ設定できます。

 


通常

下にあるレイヤーの色と、設定中のレイヤーの色をそのまま重ねます。

比較(暗)

下にあるレイヤーの色と、設定中のレイヤーの色を比較し、暗い方の色を採用して先に描いた色の部分と合成します。

乗算

下にあるレイヤーの色と、設定中のレイヤーの色を乗算合成します。合成後は、元の色より暗い色になります。

焼き込みカラー

銀塩写真の「焼き込み」のように、下のレイヤーの画像の色を暗く、コントラストを強くします。

比較(明)

下にあるレイヤーの色と、設定中のレイヤーの色を比較し、明るい方の色を採用して先に描いた色の部分と合成します。

スクリーン

下にあるレイヤーの色を反転した状態で、設定中のレイヤーの色を乗算合成します。合成後は、元の色より明るい色になります。

覆い焼きカラー

銀塩写真の「覆い焼き」のように、下のレイヤーの画像の色を明るく、コントラストを弱くします。

加算

下にあるレイヤーの色と、設定中のレイヤーの色を加算合成します。合成後は、元の色より明るい色になります。

加算(発光)

半透明部分に対して[加算]よりも強い効果が得られます。

オーバーレイ

重ねた色に応じて[乗算]と[スクリーン]を判別して合成します。合成後は、明るい部分はより明るい色に、暗い部分はより暗い色になります。

ソフトライト

重ねた色の濃度に応じて、結果が異なります。濃度が50%のグレーより明るい色を重ねた場合、覆い焼きしたときのように元の色より明るい色になります。

濃度が50%のグレーより暗い色を重ねた場合、焼き込みしたときのように暗い色になります。50%のグレーを重ねた場合はレイヤーを重ねる前の状態となります。

色の部分に重ねずに描画した場合は白になります。

ハードライト

重ねた色の濃度に応じて、結果が異なります。濃度が50%のグレーより明るい色を重ねた場合、[スクリーン]に近い状態で明るい色になります。

濃度が50%のグレーより暗い色を重ねた場合、[乗算]に近い状態で暗い色になります。50%のグレーを重ねた場合はレイヤーを重ねる前の状態となります。

色の部分に重ねずに描画した場合、濃度が50%のグレーより明るい色を選択すると白に、濃度が50%のグレーより暗い色を選択するとその色になります。

差の絶対値

下にあるレイヤーの色と、設定中のレイヤーの色を減算し、その絶対値を採用して先に描いた色の部分と合成します。