下のレイヤーでクリッピング

選択中のレイヤーの直下にあるレイヤーの描画部分で、画像をマスクできます。

[下のレイヤーでクリッピング]は、下記の種類のレイヤーで使用できます。

機能が使用できるレイヤー

ラスターレイヤー

 ベクターレイヤー

 パターントーンレイヤー

 レイヤーフォルダ

 フィルタレイヤー([マスク(全領域を表示)]・[マスク(全領域を隠す)]を除く)


 

レイヤーフォルダの合成モードが[通過]の場合は、[下のレイヤーでクリッピング]は動作しません。

 

ここでは、下記の[レイヤー2]の画像を、直下にある[レイヤー]の画像でマスクする手順を説明します。

090_menu_layer_ya_0224.jpg

 

1   レイヤーを選択する

[レイヤー]パレットでマスクをかけたいレイヤーを選択します。

090_menu_layer_ya_0225.jpg


 

下記のレイヤーを選択した場合は、[下のレイヤーでクリッピング]に設定されますが、動作はしません。

   クリッピングフォルダ内のレイヤーを選択した場合

   直下にクリッピング対象のレイヤーがない場合

   直下がフィルタレイヤーの場合

 

2   コマンドを選択する

[レイヤー]メニュー→[下のレイヤーでクリッピング]を選択します。

3   選択中のレイヤーがマスクされる

選択中のレイヤーの直下にあるレイヤーの描画部分で、画像がマスクされました。

090_menu_layer_ya_0226.jpg


 

    マスクされたレイヤーは、レイヤーのサムネイルの横に、赤色の縦線が表示されます。

    [下のレイヤーでクリッピング]を再度選択してチェックをはずすと、マスクを解除できます。


 

クリッピング対象のレイヤー(マスクされたレイヤーの直下にあるレイヤー)を非表示にすると、マスクされたレイヤーも表示されなくなります。

 

 

Adobe Photoshopとの互換性について

[下のレイヤーでクリッピング]は、Adobe Photoshopにある[クリッピングマスクを作成]を適用したレイヤーと互換性があります。[下のレイヤーでクリッピング]でマスクしたレイヤーがあるときに、Photoshop形式で保存した場合は、[クリッピングマスクを作成]がオンの状態で出力されます。