レベル補正

画像の明るさをヒストグラムから調整するフィルタレイヤーを作成します。

1   レイヤーを選択する

[レイヤー]パレットからレイヤーを選択します。ここでは、背景の一番上のレイヤーを選択します。

090_menu_layer_ni0036.jpg


 

作成されるフィルタレイヤーより下にあるレイヤーに対して、効果が適用されます。

 

2   コマンドを選択する

[レイヤー]メニュー→[新規フィルタレイヤー]→[レベル補正]を選択すると、[レベル補正]ダイアログが表示されます。グラフを変化させ、画像の明るさを調整します。

 

090_menu_layer_ni0037.jpg

 

   明るさを調整したいチャンネルを選択します。

   [プレビュー]チェックボックスをオンにします。

   ヒストグラムの下にある三角形の[コントロールポイント]を移動して、画像の明るさを調整します。

   [OK]をクリックします。


 

ヒストグラムの山が左右どちらかの端に到達していない場合は、コントロールポイントを山の端に移動します。山がヒストグラムの横幅すべてにかかるように調整すると、画像全体を補正できます。

 

3   フィルタレイヤーの作成が完了する

[レベル補正]のフィルタレイヤーが作成されて、背景の明暗が調整されました。

 

090_menu_layer_ni0038.jpg

 

フィルタレイヤーのアイコンをダブルクリックすると、[レベル補正]ダイアログを再度開くことができます。

090_menu_layer_ni0039.jpg


 

   作成したフィルタレイヤーの表示・非表示を切り替えると、フィルタを適用する前と後の状態を比較できます。

   フィルタレイヤーを削除すると、フィルタを適用する前の状態に戻せます。

 

[レベル補正]ダイアログ

 

090_menu_layer_ni0040.jpg

 

   チャンネル

レベルを補正したいチャンネルを、[RGB]・[Red]・[Green]・[Blue]から選択します。

   ヒストグラム

暗い部分(左側)と明るい部分(右側)の情報量が山状のグラフとなって表示されます。

   シャドウ入力

画像の一番暗いポイントを設定します。

通常はヒストグラムの山の左側のふもとに配置します。

   ガンマ入力

画像の中間の明るさを設定します。

   ハイライト入力

画像の一番明るいポイントを設定します。

通常はヒストグラムの山の右側のふもとに配置します。

   シャドウ出力

画像の一番暗いポイントの濃さを設定します。

   ハイライト出力

画像の一番明るいポイントの濃さを設定します。

   プレビュー

キャンバスにプレビュー画像を表示します。