特殊なコピー

通常の切り取り・コピー・貼り付け以外に、下記の方法でコピー・貼り付けができます。


他のアプリケーションにコピーする

画像の選択範囲部分をOSのクリップボードにコピーします。コピーした内容は他のアプリケーションに貼り付けできます。

白を透明にして貼り付ける

クリップボードにコピーした画像内で、描画色が[白]になっている部分を[透明]にして貼り付けます。

色を不透明度にして貼り付ける

32bitのラスターレイヤーの画像をクリップボードにコピーした場合、色の濃度に応じた不透明度に変換して貼り付けられます。

 

 

他のアプリケーションにコピー

画像の選択範囲部分をOSのクリップボードにコピーします。コピーした内容は他のアプリケーションに貼り付けできます。

1   選択範囲を作成する

選択ツールを使用して、選択範囲を作成します。

 

060_menu_henshu_yy0016.jpg

 

   [レイヤー]パレットを表示し、対象とするレイヤーを選択します。

 

060_menu_henshu_yy0017.jpg

 

   選択ツールを使用して選択範囲を作成します。
ここでは、花びらを選択し、切り取りを行った場合を例にして説明します。

2   コマンドを選択する

[編集]メニュー→[特殊なコピー]→[他のアプリケーションにコピー]を選択します。

 

060_menu_henshu_yy0018.jpg

 

画像の選択範囲部分がクリップボードにコピーされます。画像に変更はありません。


 

コピーした画像は、他のアプリケーションで[貼り付け]を実行すると、貼り付けられます。ただし、複数のレイヤーやテキストレイヤーをコピーしても、他のアプリケーション上では、1つの画像として貼り付けられます。レイヤーごとの編集はできません。

 

 

白を透明にして貼り付け

クリップボードにコピーした画像内で、描画色が[白]になっている部分を[透明]にして貼り付けます。
ここでは、次のように人物の部分を選択し、コピーを行った場合を例にして説明します。

060_menu_henshu_yy0019.jpg

 


対応する表現色

黒白(2bit)

 グレースケール(8bit)

 カラー(32bit)

 


 

コピーした画像が黒白(2bit)の以外の場合、貼り付けた画像に白い部分が残ることがあります。白く見える部分は、白に近い中間色になります。白い部分を残したくない場合は、コピー元のレイヤーの表現色を黒白(2bit)にしてください。

 

1   選択範囲をコピーする

選択範囲を作成してコピーします。

060_menu_henshu_yy0020.jpg

 


 

選択範囲のコピー方法については、『メニュー』→『編集メニュー』→コピーを参照してください。

 

2   コマンドを選択する

[編集]メニュー→[特殊なコピー]→[白を透明にして貼り付け]を選択します。

 

060_menu_henshu_yy0021.jpg

 

   クリップボードにコピーした画像が貼り付けられ、貼り付けた画像のレイヤーが[レイヤー]パレットに新規作成されます。
新規に貼り付けた画像(人物の画像)では、従来[白]で塗られていた部分が[透明]に変換されています。

 

色を不透明度にして貼り付け

32bitのラスターレイヤーの画像をクリップボードにコピーした場合、色の濃度に応じた不透明度に変換して貼り付けられます。
濃い色ほど不透明度が高く、薄い色ほど不透明度が低くなります。

1   選択範囲をコピーする

選択範囲を作成してコピーします。ここでは、次のようにカラーで描いた絵を選択し、コピーを行った場合を例にして説明します。

060_menu_henshu_yy0022.jpg

 


 

選択範囲のコピー方法については、『メニュー』→『編集メニュー』→コピーを参照してください。

 

2   コマンドを選択する

[編集]メニュー→[特殊なコピー]→[色を不透明度にして貼り付け]を選択します。

060_menu_henshu_yy0023.jpg

 

   クリップボードにコピーした画像が、色の濃度に応じた不透明度に変換された状態で貼り付けられ、貼り付けた画像のレイヤーが[レイヤー]パレットに新規作成されます。この画像の場合、線画や髪の毛など濃い色の部分は不透明度が高いですが、肌の色など薄めの色の部分は不透明度が低く変換されています。